2009年10月2日金曜日

「考運」の法則

朝夕が随分と涼しくなりましたね。

街路樹も秋模様になりつつあります。

食欲の秋、実りの秋、読書の秋。

秋の夜長は良書を読んで過ごしましょう。

では今日も元気に行きましょう!

創刊2号は弁護士、鳥飼重和さんの著作です。

今日の本:「考運」の法則
出版社:同有館 定価1,500円+税
ISBN :978-4-496-04577-6



【「考運」の法則】

目次

・はしがき

第1章 弱者を強者に変える「考運」の法則
・世の中の圧倒的多数は「弱い人」
・弱い人も「できる」自分に変われる
・自分に「できる」かんたんなことは何かを考えよう
・たかが掃除、されど掃除
・感謝は素晴らしい人生に変える魔法

第2章 変われない人の法則を理解する
・幸せを難しく考えすぎている
・自分の能力を自分で限定している
・リスクへの感度が高すぎる
・当たり前のことをやっていない
・よく、人の悪口を言っている
・やたらに謙遜してしまう
・宝くじをよく買ってしまう
・欲が小さい
・皆に合わせて残業する
・ありがとうの一言がいえない

第3章 始め方と続けるコツ
・一番ラクそうなことを選ぶ
・身近な短時間でできることから始める
・掃除の習慣で仕事がはかどる
・あいさつの習慣化で自信がわく
・ウソでもいいからツイテると言う
・寝る前にプラスイメージを持つ

第4章 「考運」的な考え方を学ぶ
・自分は自分をごまかせない
・成功に注目する視線をもつ
・縁起担ぎもばかにできない
・起きているすべてのことは最良に向かっている
・「拒否」されてから前向きな人生が始まる
・人の成功を喜ぶ
・素直に考える
・くりかえす失敗はクセと考える
・環境の変化を楽しむ

第5章 「考運」的な行動法を学ぶ
・なりたい姿を言葉にしよう
・縁のための仕込みをする
・元気が出る本を読む
・やりがいを見つける

第6章 「考運」的成功の法則
・幸運は必然
・早起きは成功者の共通項
・「出る杭」になって打たれる
・夢を持つ
・中国古典でリーダー学を学ぶ
・ブレーンを「つくる」
・リーダー3つの条件を押さえる
・自分よりも優秀な人たちと出会う
・師友をもつ
・大成したいのなら一度どん底に落ちるべき
・くやしさを利用して飛躍する
・「三方良し」を考える
・ベンチャーを起こすなら本を読め!
・鈍感力も必要
・あいさつは人間関係づくりの種
・元気に声をかける
・元気になるこだわりをもつ
・偉い人ほどほめよう

・あとがき



【 レビュー 】

弁護士鳥飼重和さんの著作です。

現在、本業の弁護士事務所に加え、
日本税理士会連合会の顧問を務め、
多くの著作を誇る鳥飼さんですが、
大学卒業後、司法試験合格までに長い苦難の時期がありました。

そんな時、ある女性に「正・五・九」のお参りを教えられ、
それを素直に4年間続け、
5年目に司法試験に合格した経験をお持ちです。

経験から自らを「弱いタイプ」と認め、
「弱いタイプ」が強者になる成功体験を本書にまとめられました。


世の中の出来事は、単に出来事が起こったに過ぎません。

出来事自体に善悪や良否はありません。

自らの感情、
受け止め方が出来事に善悪や良否を色付けているのです。

強者は常に「起きているすべてのことは最良に向かっている」と考えますが、
「弱いタイプ」は「リスクへの感度が高すぎる」ので
「幸せを難しく考えすぎている」傾向があると指摘します。

「どんな考え方」をすれば、
人生を幸福に送れるかの必然性、
「いいことばかり考えていると、いいことばかりが起こる」=「考運」の法則と名付けられました。

「弱いタイプ」と強者の違い、
「弱いタイプ」が強者になるための考え方や行動が平文でわかりやすく説明されています。

古今東西の成功法則をずいぶん熱心に研究、
実践されたようで「弱い人」が強者になる重要なエキスがギッシリ詰まっています。


普段から成功法則や人生経験談を勉強されていらっしゃる方も、
成功法則を実践するとどうなるのか。

著者は成功法則の実体験から何を学んだんだろう?

そう読まれると、また気づかなかった一面を見られます。

特に 第6章 「考運」的成功の法則 のブレーンを「つくる」は必読です。

この章を読むだけで、本書の値段以上の価値があります。


自らの「考運」が出来事を色づけ、不幸か幸せかを決めている?

秋の夜長にぜひとも悩まれることをオススメします。



それではまた次号でお会いするのを楽しみにしています!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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